毎朝1グラムのスパイスがワーキングメモリを改善する



計画を立てる、意思決定する、問題を解決する。
こういった高度な認知機能の要となるのがワーキングメモリです。


カレーやスパイスが効いた料理でおなじみのターメリック(うこん)に、このワーキングメモリを改善する働きがあるという報告がありました。


オーストラリアにあるモナシュ大学の研究で、朝食にターメリックを1g加えるだけで、その後6時間にわたってワーキングメモリを良くする効果が続くと言います。


糖尿病の初期状態にある60歳かそれ以上の男女48人を対象にしています。



朝食として1gのターメリックをパンと一緒に食べてもらい、食前と食後6時間後にワーキングメモリの状態を評価しています。


その結果、ターメリックを食べなかった人たちと比べ、6時間後でもワーキングメモリが良い状態にありました。


有効成分はターメリックを明るい黄色にしているクルクミンという色素で、ターメリックの全体量の3〜6%に相当します。


ターメリックは、もともと、脳によいスパイスであることが知られていましたが、それは、このクルクミンには親油性があり、血液中の異物が脳に入らないようにブロックしている血液脳関門を超えて脳内に入っていくからです。


クルクミンには、アルツハイマー病の主要な原因といわれるオリゴマーの毒性を低くし、オリゴマーを構成するアミロイドβを掃除してくれる働きがあります。


ターメリックのほかにも、クローブ、シナモン、クミンシード、ペッパーなど抗酸化力が強力なスパイスのブレンドがカレーパウダーです。



シンガポール国立大学が平均68.9歳の1010人を対象にした調査では、1か月に1回以上カレーを食べる人は、半年に1回未満しかカレーを食べない人と比べると、認知症になるリスクが50%減る結果になっています。


ワーキングメモリの低下は、将来、認知力が低下したり認知症になったりするサインになると考えられています。


ワーキングメモリの状態を改善するというモナシュ大学の結果は、シンガポール国立大学の研究と合わせて考えると興味深いものになっています。


ターメリックは、オーガニックであっても安価なので金銭的にもあまり負担になりません。


溶かして飲むだけなのでかんたんです。



photo credit: Golden Color via photopin (license)

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