モーツァルトが学習と記憶にかかわる遺伝子を活性化する



クラシックを聴くと脳の働きが良くなるとするモーツァルト効果。



ある人の脳が音楽にどう反応するかには個人差があるので一概には言えないと考えていたのですが、遺伝子レベルで好ましい変化が見られるとする報告がありました。


48人にモーツァルトを聴かせ、その48人中の15人に、なにも聴かせない機会をもうけて比較しています。


音楽を聴く前後で末消血を採取し、遺伝子のどの部分がどう反応したかを調べたところ、学習と記憶にかかわる遺伝子、シナプスでの情報交換にかかわる遺伝子、意欲や学習に関係する神経伝達物質であるドーパミン分泌にかかわる遺伝子を活性化することがわかったのです。


ニューロン新生や保護にかかわる遺伝子も活性化するいっぽう、ニューロンをアポトーシス(細胞死)に導く遺伝子は不活性化していました。


実験で聴かせたのはヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216です。





参照:The effect of listening to music on human transcriptome
photo credit: Mozart Wohnhaus via photopin (license)