学習と記憶のコントロールセンター、海馬を育てる



学習と記憶のコントロールセンターである海馬は、加齢とともに細胞数が減少していく組織であることが知られています。


しかし、毎日700ほどの新しいニューロンを生み出すユニークな能力を持っているそうです。


生じたばかりの海馬のニューロンは芽を出したばかりの植物のようなもの。


それをどう育てていったらよいかについて脳神経学者のMajid Fotuhi博士が語っています。


Sharpbrains.comの記事を要約・転載します。


毎日、海馬に生じてくるニューロンのほとんどは、そのままでは、生き延びることができません。


新生段階のニューロン(未成熟状態のニューロン)が実際に海馬の一部になるには、わたしたちのサポートが必要なのです。


なによりもエクササイズをすることです。


定期的にエクササイズする人は海馬が大きいことが確認されているからです。


たとえば歩けば歩くほど、海馬は大きくなり、アルツハイマー病になるリスクが少なくなります。


毎日1マイル(1.6km)歩く人は、アルツハイマー病になるリスクが48%減ります。


日々、生まれてくる未成熟なニューロンは、適切な栄養素、豊富な酸素、BDNF (Brain Derived Neurotrophic Factor→脳由来神経栄養因子)、なんらかの刺激によっても、長く、大きく、強いものになっていきます。


それ以外で海馬のニューロンの成長によいのは以下のような要素です。



◎オリーブオイル、オメガ3脂肪酸が豊富な地中海式ダイエット


◎ストレスの低減


◎瞑想


◎睡眠時無呼吸の改善


◎新しい言語を学ぶことほかなにか新しいことを学ぶこと


反対に、海馬にダメージを与えるのが、ストレス、不安、抑うつ、肥満、糖尿病、座りっぱなしの生活、ジャンクフード、脳しんとうなどです。


記憶力の維持には、まずは、ウォーキングや有酸素運動を行うことが大切だということです。



(参照)
Can you grow your hippocampus? Yes. Here’s how, and why it matters.

photo credit: Cultured Rat Hippocampal Neuron via photopin (license)

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