芸術的な趣味を持つと脳の若さを保つことができる



趣味が認知力に及ぼす影響が、Neurology誌オンライン版に報告されています。


その研究によれば、認知力の維持にもっともつながる趣味は、絵画、彫刻、素描(ドローイング)などの芸術活動で、軽度認知障害になる確率が73%も低下する結果になっています。


研究対象となったのは平均年齢87.3歳(85〜89歳)の256人。


研究開始時にはだれも記憶力や思考力に問題がなく、この研究開始時に、中年期(50歳頃)から高齢期(研究スタート前1か月)にどんな趣味を持っていたかを聞いています。


4年経って調べるとおよそ半分の人(47%)が軽度認知障害になっていたのですが、ある種の趣味をやっていた人が健常な認知力を維持しやすいことがわかったのです。


それが、芸術活動、工芸・手芸、社会活動、コンピュータの使用です。


芸術活動を趣味にしていた人は73%、工芸・手芸をしていた人は45%、社会活動をしていた人は55%、コンピュータを使っていた人は53%、軽度認知障害になりにくかったということです。


趣味の内容は、


芸術活動>絵画、彫刻、素描(ドローイング)
など


工芸・手芸>陶芸(陶器、磁器)、木工、キルティング、裁縫
など


社会活動>友人との交遊、映画やコンサートに行くこと、読書クラブへの参加、バイブルの勉強、旅行など



コンピュータ>なにかを検索すること、オンライン購入、インターネットを使うこと、コンピュータゲームなど


です。


認知力をもっとも維持する職業が画家であることが知られていますが、趣味にしてもよいということです。



参照)Risk and protective factors for cognitive impairment in persons aged 85 years and older.Neurology. 2015 May 5